先進機能材料・先進生体材料としての形状記憶合金の新しい用途開発
Research and Development of Shape Memory Alloys as Advanced Functional and Biomedical Materials

形状記憶合金はマルテンサイト変態に起因して“形状記憶効果”と“超弾性”という他の材料には見られない特性を示す合金です。かつての夢の新合金は、今ではすっかり産業界に溶け込み、新しい機能材料の代表のように市民生活の広い分野で応用されるようになりました。
当協会では、2008年から毎年新たな用途開発の促進のために、形状記憶合金シンポジウムを開催し、海外の講師や若い研究者の方々も登壇され、好評をいただいております。
皆様には、新しい形状記憶・超弾性材料開発、マルテンサイト変態に関する基礎研究、更には医療デバイスや通電アクチュエータ、宇宙機器などの用途開発について、形状記憶合金に関する総合的な討論の場として活用いただき、多くの方々のご参加をお願いしたいと存じます。

主催 一般社団法人 形状記憶合金協会
共催 一般社団法人 日本機械学会 材料力学が拓く形状記憶特性とその応用に関する分科会 P-SCD423
協賛 日本ばね学会
開催日 2025年11月13日(木)午後〜14日(金)午前
会場

仙台・秋保温泉 『緑水亭 コンベンションホール』
宮城県仙台市太白区秋保町湯元上原27  [TEL] 022-397-3333

アクセス
  • JR「仙台」駅から送迎バスで約40分、路線バスで約50分またはタクシーで約30分
参加費

会員 10,000円、学生(会員) 2,000円、非会員 18,000円、学生(非会員) 5,000円 (宿泊費は含みません)

技術交流会:(会員、非会員共通)7,000円)
(11月13日(木) 18:30~20:00 場所:「緑水亭」内)
宿泊費 1泊朝食付き 15,000円
※宿泊は1室4名の相部屋となり、他の参加者と同室になります。
申込要領 申込先 参加登録フォーム
申込み締切 参加登録:2025年11月7日(金)
問い合わせ先 一般社団法人 形状記憶合金協会
(ASMA)事務局
相互発條(株) 新製品開発部内
担当:石井 崇
e-mail:jimukyoku@asma-jp.com

プログラム

基調講演(敬称略)
  • 東北大学 大森俊洋
    『鉄系超弾性合金の熱力学と合金設計』
  • 北見工業大学 大津直史
    『ニチノール合金への非加熱処理による酸化皮膜形成』
  • 岩手大学 戸部裕史
    『形状記憶合金による宇宙機の熱制御』
清水謙一先生(ASMA初代会長)
追悼講演 (敬称略)
  • 福井工業大学 掛下知行
    『清水先生のご業績とマルテンサイト変態に及ぼす外場の影響』
招待講演(敬称略)
  • 東北大学 許皛
    『骨と力学的親和性の高いCoCrAlSi超弾性合金の開発』
  • 東北大学 安藤大輔
    『Mg-Sc基合金の室温超弾性化および超弾性回復ひずみ量の最大化』
  • 山形大学 安達義也
    『強磁性形状記憶合金の磁性と圧力効果』
  • 石巻専修大学 三木寛之
    『アクチュエータへの適用を目的とした形状記憶合金の開発』
ポスターセッション

ポスターセッション参加者募集!
学生、大学院生、若手研究者からのポスター発表を募集中です。
優れたポスター発表には「最優秀賞」、「優秀賞」、「ASMA賞」を贈呈いたします。

サイエンスツアー 14日(金)午後は、Nano teras 「次世代放射光施設」を見学予定です。
無料でご参加になられますので、ふるってご参加下さい。(要事前申込み:先着25名)
現地集合・現地解散(交通費は自己負担となります)
※「SMAシンポジウム2025」開催内容・申込み要領につきましては形状記憶合金協会(ASMA)のホームページでお知らせいたします。
形状記憶合金協会(ASMA)