先進機能材料・先進生体材料としての形状記憶合金の新しい用途開発
Research and Development of Shape Memory Alloys as Advanced Functional and Biomedical Materials

形状記憶合金はマルテンサイト変態に起因して“形状記憶効果”と“超弾性”という他の材料には見られない特性を示す合金です。 かつての夢の新合金は、今ではすっかり産業界に溶け込み、新しい機能材料の代表のように市民生活の広い分野で応用されるようになりました。
当協会では、2008年から毎年新たな用途開発の促進のために、形状記憶合金シンポジウムを開催し、海外の講師や若い研究者の方々も登壇され、好評をいただいております。
皆様には、新しい形状記憶・超弾性材料開発、マルテンサイト変態に関する基礎研究、更には医療デバイスなどの用途開発について、形状記憶合金に関する総合的な討論の場として、多くの方々にご参加いただきたいと存じます。

学生や若手研究者からのポスター発表も募集中ですのでよろしくお願いいたします。

主催 一般社団法人 形状記憶合金協会
共催 一般社団法人 日本機械学会 材料力学部門 形状記憶材料の特性向上と実用化に関する分科会
協賛 日本ばね学会
開催日 2024年10月3日(木)午後・4日(金)午前
会場

広島大学 フェニックス国際センター「ミライクリエ」
東広島市鏡山一丁目4番5号(東広島キャンパス南側)  [TEL] 082-424-8920

アクセス
  • JR山陽新幹線「東広島」駅から バスまたはタクシー 約15分
  • JR山陽本線「西条」駅から バスまたはタクシー 約15分
参加費

シンポジウム:会員 8,000円、非会員 12,000円、学生(会員)2,000円、学生(非会員)5,000円、

技術交流会:(会員、非会員共通)5,000円、学生 1,000円
(技術交流会 場所:「ミライクリエ」内)
申込要領 申込先 参加登録フォーム
申込み締切 参加登録:2024年9月26日(木)
問い合わせ先 一般社団法人 形状記憶合金協会
(ASMA)事務局
相互発條(株) 新製品開発部内
担当:石井 崇
e-mail:jimukyoku@asma-jp.com

プログラム

基調講演(敬称略)
  • 広島大学 岩本剛
    「Fe-Mn-Si-Cr形状記憶合金のトレーニング処理における衝撃負荷の利用」
  • 熊本大学 松田光弘
    「第Ⅳ族基合金熱弾性マルテンサイトの変態挙動と自己調整構造」
  • 電気通信大学 篠原百合
    「EBSD測定データを活用したFe-Ni-C合金におけるマルテンサイト組織の解析」
  • 二九精密機械工業(株)二九直晃
    「形状記憶合金、βチタン合金パイプの医療分野への応用」
  • 九州大学 赤嶺大志
    「Cu-Al-MnおよびTi-Ni系形状記憶合金における相変態の電子顕微鏡観察」
  • タマチ工業(株)高松賢介
    「形状記憶合金を使用した医療機器部品製作の取り組みについて」
ポスターセッション

学生、大学院生、若手研究者からのポスター発表を募集中です。
優れたポスター発表には 「最優秀賞」、「優秀賞」、「ASMA賞」 を贈呈いたします。