2016年5月
一般社団法人 形状記憶合金協会
熊本・大分地方の大震災に被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。東日本大震災同様、被災なさりながら復興に向け奮闘をなさっておられる皆様方に心よりエールをお送りいたします。
温めると元の形状に戻る形状記憶合金、ゴムのように伸びる超弾性合金。ふたつはともに機能性材料として多分野に応用される合金となりました。最近ではニッケル・チタン以外の新しい形状記憶合金が各種開発され、用途面では自動車、電子機器等の広い製品分野、特に医療、福祉、環境等に対応した新分野への応用研究が盛んになり、新しい製品が生まれております。
このような状況のなか、本年度も形状記憶合金協会では下記要領にて講習会を開催いたします。
今回は基礎編として初心者の方にも判りやすい実演付の講演をお願いしております。また、皆様の関心の高い医療機器、更に医療に続いて応用の展開が期待される通電アクチュエータによるロボットなどへの応用、宇宙機器への応用開発の現状と展望など、未来を見通しての巨視的・長期的な観点からスケールの大きな講習会を企画いたしました。
是非とも多くの皆様のご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。
6月に日刊工業新聞社から、本協会編著により「トコトンやさしい形状記憶合金の本」を出版いたします。講習会ご参加の皆様には当日配布申し上げますので、なにとぞご高覧いただきますようお願い申し上げます。
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